September 30, 2014

段取り力をパワーアップ

秋晴れが続いて爽やかな空気の美里町です。しかしながら、青空の下で登山を楽しんでいた方々を突然襲った火山の噴火!改めて火山列島の上に暮らしていることを実感させられました。御嶽山の噴火で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
 先日、やっと小さな車を購入し、足回りが格段に向上しましたので、研究員一家と加美町の薬来山までドライブしました。花畑にマリーゴールド、サルビア、黄色のコスモス、様々なハーブなどが色とりどりに咲き、それはそれはきれい!丘陵の斜面を利用した景観が素敵でした。薔薇の季節にまた来ようね、と早くもリピーター気分。かえりは、ふもとの土産センターでどっさりの小松菜、茄子、ルッコラ、お豆腐、100%リンゴジュース(1.8リットル入り1,000円!)、新米30キロなど沢山購入し、片道1時間の近郊ドライブを楽しみました。田舎暮らしの醍醐味ですね。
 さて、前置きが多くなりましたが、段取り力です。
 段取り良く仕事ができたら…と感じたら、以下のヒントをご参考になさってください。
 段取り良く仕事をするためのヒント
1)デッドラインからのプランニング
 いつまでに、というタイムリミットからの逆算です。たとえば、通常車で10分の距離にある地域包括支援センターでの利用者説明会に出席するための出発時刻は、何時何分?と細かくスケジューリングします。この時、最善と最悪の両極端を想定することが大事ですね。
2)誰のために〜依頼者による着手順位
 同一の日時間帯に、?上司?来客(住民)?国の担当者からそれぞれ別のアポイント打診があったときは?パワーバランスで決まることがほとんどでしょう。
3)目的別〜1)の支援センター利用者説明会出席にかんしても、単なる出席か、開催側かなど立場によって出発時間や到着時間が大きく変わります。

 こうしてみていくと、段取りは、いかに仕事の優先順位を判断し、事前準備ができるのかに左右されやすいですね。また、仕事の内容別に?ペンディング(相手があって一人では進められない内容)?プロジェクト(継続的に進めている仕事)?レギュラー(定期業務)?JDI(ジャスト・ドゥ・イット、すぐにできるもの)?雑用の5分類で、自分の仕事を整理し、着手順位、終了順位の並べ替えをしてみることもオススメです。
 忙しくて目の回るような毎日では、意外と手順や着手順位などの見落としで効率的な仕事ができず、その結果目の回る忙しさ、ということもありがちです。
 1日単位、1週間単位での見直しにチャレンジしてみてはいかがでしょう?
 ちなみに、私ごとですが、7月に美里町へ引っ越す際、6月後半から7月中旬までのスケジュールをノートに書き出しチェックしながら進めました。美里の実家片付け、古家具処分、清掃、リフォーム、荷造り、搬出、…。なんとかやれましたが、その際、引っ越しノート管理がとっても役立ちました。イベントごとなどに1冊丸ごとスケジュールノートとして記録するのも結構楽しいです。
 本日は9月最終日。今年度前半が終了です。さあ、後半も元気に楽しく!お仕事に、暮らしにやってゆきましょう!

September 01, 2014

ヒューマンエラーについて

 9月になり朝晩すっかりひんやりしますね。お風邪などひいていらっしゃいませんか?わたくしは、8月後半2週間、最初は喉から鼻風邪になりずっと風邪が長引きました。それでも9:00〜5:00の講義は完遂、ご参加の皆様、ちょっと鼻声で失礼いたしました。この時期の風邪は以外と長引きますのでくれぐれもご注意を!
 さて本日はヒューマンエラーについてです。アサーションでは、ヒューマンエラーの権利が計上され、エラーは人間である以上、宿命的なものらしいです。
 そのヒューマンエラーとは、何をさすのでしょうか?
たくさんのミスのうち、人間行動特性上、代表的には?不注意?錯覚?近道行動?省略の4つです。その他にも、確認ミス、見間違い、判断ミス、決定ミス、言い違い、聞き間違い、思い違い、覚え違い、操作ミス、動作ミス、やり違いなど数多くあげられます。
 ?不注意…注意が不注意に変わったとき、危険作業状態、単純作業、複雑すぎる作業などが重なって、事故、ミス、人災などが発生します。
 不注意状態は、あいまいな作業範囲、やり方、似たようなケースや錯誤しやすい状況などで引き起こされます。作業がひっ迫していたり、人間側が別の何かに気を取られたり、感情がたかぶっていたり、不慣れ・未経験・知識不足なども大きく影響します。
 さらに大きな要因としては、コミュニケーションのよくない人間関係間のケースを忘れてはならないですね。
 ?錯覚…自分で作成した文書の校正作業では、文字の抜けや重複、漢字変換ミスなど見逃しやすいです。こう書いたはず、など錯覚してしまった結果。見間違いもたくさん発生しやすいです。
 ?近道行動…基本から外れ、より安直に解決しようと行動してしまう特性もうっかりすると顔を出します。四角いお部屋を丸く掃除するとかもこれかも知れません。近道行動はPC所作操作上はショートカットなど便利な手法も多いですが、だからといってコピペに頼った論文作成は、不法行為でもあります。安直な近道行動は避けたいですね。
 ?省略…毎日の繰り返し作業などで発生しやすい省略。警備ルート巡回など毎日毎日異常なしが続き、今日一日ぐらい大丈夫、と一部を勝手に省略したところ、その日に限って何かが起きる!なんてこと残念ながら少なくありません。

 さて、これらヒューマンエラーの防止には、職員への意識づけとしてまずはチーム員の良好なコミュニケーションが欠かせません。
 互いに目を見て挨拶を交わすことから始めましょう!ただこれが、ちょっとでもウマの合わない人間関係だったとすると、挨拶時に目を合わせることがなかなか難しい! でも打開しなければ、カイゼンしませんから、ぜひ自分から進んでコミュニケーション向上の第一歩、挨拶を自分から、相手の眼を見て!ここからはじめてはいかがでしょう。また、互いの不安全行動や不注意をスルーせずにきちんと指摘する風土が求められます。注意されたからといって非難されたと思わず、注意してくれてありがとう、と感謝できる人材育成が求められます。

 コミュニケーション力向上でヒューマンエラーは防ぐことができます。早速ただ今から始めてみませんか?
 防災の日の今日、災害の避難訓練も多いでしょう。まず、明るい声でしっかり挨拶することから再確認いたしましょう。