September 01, 2014

ヒューマンエラーについて

 9月になり朝晩すっかりひんやりしますね。お風邪などひいていらっしゃいませんか?わたくしは、8月後半2週間、最初は喉から鼻風邪になりずっと風邪が長引きました。それでも9:00〜5:00の講義は完遂、ご参加の皆様、ちょっと鼻声で失礼いたしました。この時期の風邪は以外と長引きますのでくれぐれもご注意を!
 さて本日はヒューマンエラーについてです。アサーションでは、ヒューマンエラーの権利が計上され、エラーは人間である以上、宿命的なものらしいです。
 そのヒューマンエラーとは、何をさすのでしょうか?
たくさんのミスのうち、人間行動特性上、代表的には?不注意?錯覚?近道行動?省略の4つです。その他にも、確認ミス、見間違い、判断ミス、決定ミス、言い違い、聞き間違い、思い違い、覚え違い、操作ミス、動作ミス、やり違いなど数多くあげられます。
 ?不注意…注意が不注意に変わったとき、危険作業状態、単純作業、複雑すぎる作業などが重なって、事故、ミス、人災などが発生します。
 不注意状態は、あいまいな作業範囲、やり方、似たようなケースや錯誤しやすい状況などで引き起こされます。作業がひっ迫していたり、人間側が別の何かに気を取られたり、感情がたかぶっていたり、不慣れ・未経験・知識不足なども大きく影響します。
 さらに大きな要因としては、コミュニケーションのよくない人間関係間のケースを忘れてはならないですね。
 ?錯覚…自分で作成した文書の校正作業では、文字の抜けや重複、漢字変換ミスなど見逃しやすいです。こう書いたはず、など錯覚してしまった結果。見間違いもたくさん発生しやすいです。
 ?近道行動…基本から外れ、より安直に解決しようと行動してしまう特性もうっかりすると顔を出します。四角いお部屋を丸く掃除するとかもこれかも知れません。近道行動はPC所作操作上はショートカットなど便利な手法も多いですが、だからといってコピペに頼った論文作成は、不法行為でもあります。安直な近道行動は避けたいですね。
 ?省略…毎日の繰り返し作業などで発生しやすい省略。警備ルート巡回など毎日毎日異常なしが続き、今日一日ぐらい大丈夫、と一部を勝手に省略したところ、その日に限って何かが起きる!なんてこと残念ながら少なくありません。

 さて、これらヒューマンエラーの防止には、職員への意識づけとしてまずはチーム員の良好なコミュニケーションが欠かせません。
 互いに目を見て挨拶を交わすことから始めましょう!ただこれが、ちょっとでもウマの合わない人間関係だったとすると、挨拶時に目を合わせることがなかなか難しい! でも打開しなければ、カイゼンしませんから、ぜひ自分から進んでコミュニケーション向上の第一歩、挨拶を自分から、相手の眼を見て!ここからはじめてはいかがでしょう。また、互いの不安全行動や不注意をスルーせずにきちんと指摘する風土が求められます。注意されたからといって非難されたと思わず、注意してくれてありがとう、と感謝できる人材育成が求められます。

 コミュニケーション力向上でヒューマンエラーは防ぐことができます。早速ただ今から始めてみませんか?
 防災の日の今日、災害の避難訓練も多いでしょう。まず、明るい声でしっかり挨拶することから再確認いたしましょう。


Posted by sandm at 09:26:19 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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