June 08, 2009

簡略でも効果的な意思決定法

 企業のCEOならずとも、意思決定に関して必要に迫られることは、日常でもしばしば直面します。自分1人で責任を持つ場合のみならず、組織の意思決定や市民参加の意思決定などは、アカウンタビリティと結果責任とが伴います。よく知られたKT法以外にもさまざまありますので簡略な2つをご紹介いたしましょう。
 1)メリット・デメリットの比較
   A案とB案の比較でメリットは何か、デメリットはなにかを比較。主に2つのものを比較するときに効果的。さらに第一顧客から見てのメリット、デメリットや支援客からのメリット、デメリットなど視点を替えて比較すると効果的です。
 2)意思決定マトリクス
  3案以上の多数の案件を比較する際、実現性、成長性、ニーズ、行政介入度、親和性、コスト、リスク、波及効果…など複数の視点から比較します。数値化しさらに重点項目にウエイトをかけるという戦略性の高い意思決定法です。

 こうした比較や評価を経てコンセンサスで決定します。コンセンサスが十分に民主的でないと、不協和音が命取りになりかねません。コンセンサスで大事なことは、つぎの3点です。
 ?合法的で民主的な議論
 ?少数意見についても十分に尊重する
 ?納得度を重点に、アイディアを練り直しながら全員の合意をめざす
 先週から隣県の政策形成基礎講座を担当しております。(7月までのピンチヒッターです)ある意味、政索形成は意思決定の積み重ねともいえますので、ただ今若手の行政マンと実践研究に勤しんでおります。
 


Posted by sandm at 12:10:57 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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