March 29, 2013

研修計画を立てるなら…

 24年度期末金曜日先ほど出向いた銀行は大混雑していました。そんな中、やっと回ってきた順番にATMでお金を引き出し、あわてて立ち去った忙しそうな先客は、お金の取り出し口に何枚か1万円札を残したまま立ち去ってしまい、列の後ろに並んでいたわたくしを含めみんな、ビックリ!!かかりの人も忙しそうでなかなか駆けつけては来ず、「アーあの人なのに…」とハラハラ。お金を取出し忘れた気の毒な方が出口から去ってしまったあとで、やっと係員が来ました。すぐにそのATMを休止にしたので、きっと連絡がついたことでしょう。忙しすぎると思わぬことが起きます、気を付けましょう!
 今日のテーマは、来週から始まる新年度に向けて、研修計画を立てる際の参考にしていただければ、と思います。実際は、11月ごろまでに計画しているかもしれませんが。
 まず、研修計画をお料理のフルコースに例え組み立ててはいかがでしょう。
 つまり、前菜…接遇やマナー研修 スープ…電話応対や窓口応対研修 サラダ…コミュニケーション研修 お魚料理…仕事の技術や法令、リスク管理、パソコンスキル(クラウド、ビッグデータ解析などのハイレベルスキル) 肉料理…企画力研修やインバスケット研修 政策形成研修 デザート プレゼンテーション研修
 などという組み立てです。
もちろんアラカルト料理的に、新任職員研修、広報研修や苦情応対研修、人事考課者研修なども用意します。フルコースをおおむね5年計画ぐらいで、職員が受講できるようローテーションを構築。また、受講者は大学の単位取得等と同じ仕組み受講後は幹部登用資格に挑戦できる。 まあ、どこでもすでにやっています、というのでしたら今更ですが。単品料理もおいしく、フルコースならさらに充実いて人材育成ができる、と考えます。また、この料理コースは洋風料理コースですが、会席料理風の計画づくりもあると思います。新しい任務が研修担当だったりするかたもおいででしょう。ご参考になさってね。
 さて春の甲子園、地元の育英高校がベスト8をかけて早稲田実業と対戦中。0−1と負けていますが後半戦に強いという持ち味に期待して、がんばれ!ヤッター逆転し3−1で育英リード!頑張って!!その後、4−1で育英の勝利。良かった!次はベスト4を目指してね!

March 11, 2013

光る海、あの日へこころの花束を…

 東日本大震災から2年。今日、わたくしのところから遠く望む仙台湾と太平洋は、青空のもときらきらと輝いています。まるで何事もなかったかのように。
 大勢の犠牲となった方々やいまも続く避難生活を送る方々の日々の困難を思いやる気持ちが記憶のかなたに消えないように。本日はせめて、心からの祈りを捧げたいと存じます。
 なかでもわたくしの存じ上げていたお二人のことを思い出し、南三陸町役場職員Sさんと石巻市元職員で漫画館の推進者だったNさんからの毎年届いた年賀状、どんどん昇進されてそのたびいただいた名刺などを取出しました。ご冥福をお祈りいたします。逝ってしまったかたのことを想いだし語ることで、こころの花束をそっと手向けましょう。
 先日来手にしている「精選女性随筆集10、中里恒子、野上彌生子・文芸春秋社刊」112ページには、花灯籠というエッセイでこんな部分があります。
…茶事のことはよくわからないが、のち入りといって、後座の客が茶席に招かれることもあり、火が衰えたとき、また炭をつぎいれるのち炭という手前もあって……のち炭のように、人生の火を、途中でつぎ足して、生き生きと生きたいことを、この頃私は念願するようになった。………中略…言わば、衰えた火に、また炭をつぎいれて火勢を持続させる心得と同じものを、絶えず自分の内部にもちつづけることは、時には全くやりきれないほどいやになることもあるが、現在迎えた歳月をみつめて、今一度、そっと静かな火を点じることも……。(エッセイ中より一部のみ抜粋)
 3・11は、生き残っているわたくしたちが、自分の人生にそっと静かに火を点じ直す日にしたい、と考えます。
 そして、そのことを教えてくれた尊い犠牲者の方々へ、こころの花束を捧げましょう。

March 03, 2013

久々の読書案内

 昨日、この内容も書き込む予定でしたが、急遽忙しくなり、大雪出張話のみにて失礼いたしました。改めて、表題の内容です。
 最近は、唯川恵や川上弘美などやや若手の女性作家の小説ばかり読み飛ばしておりましたので、ご紹介には及ばないかな、すごく売れている作家たちだし…などと感じ休止しておりました。
 1)母の遺産 新聞小説 水村美苗著 中央公論社刊 1,800円税別
 読売新聞土曜朝刊の連載小説(2010.1.16〜2011.4.2連載)だそうです。私どもでは日経新聞なので、今回初めて読みました。大佛次郎賞受賞作。母と娘、姉と妹、親戚との関係、親の介護と看取り、夫婦の危機、老後の暮らしやその資金など、赤裸々に現実感のある長編です。読後、主人公の選択した生き方を応援したくなりました。
 2)精選女性随筆集10 中里恒子 野上彌生子 小池真理子編
文芸春秋社刊 1,800円 税別
 このシリーズの本は全巻揃えたいのですが、薄い割にページ数が限られていてなんかコストパフォーマンスが悪い気がして…。なんかお恥ずかしい話ですが、素敵な装丁で文字がちょっぴり、という本は躊躇してしまいます。愛書家にはなれなそう。
 3)ローカル線で行こう!真保裕一著 講談社刊 1,500円税別
 「デパートへ行こう!」の著者が書いた傑作!と帯にあります。鉄道もの、特にローカル線ものがやや好きな、「やや鉄」としては、飛びつく題名です。仙南のM町の町おこしを担当しA急行と絡めて町おこししよう!と企画したことなど思い出しながら楽しく読みました。
 4)ロジカル・プレゼンテーション 高田貴久著 英治出版刊1,800円税別
 先日、半年間かけて研究した政策形成研修の成果発表会へ出かけました。どれもアイディアにあふれ、しっかりと構築されて、早速その一部が予算化へ向かう、という内容でした。そこで、さらにその魅力を伝わりやすくするため、次回からはロジカルなプレゼンテーションを、と提案したところです。この本は、けっしててっとり早くはないけれど、これから重要なプレゼンテーションを考えていらしたら、かなり参考になることと思います。
 以上、例によってバラバラな頭の中身を露呈する読書案内となってしまいましたが、ご参考にしていただけると嬉しいです。
 さあ、今日はお雛祭り。小さな胡桃ちゃんの2回目のお節句です。11月に結婚式が決まった次男夫婦(入籍は2011)も合わせてお祝いするため、バラチラシ鮨、蛤吸い物、牛肉ときのこ、ズッキーニのソテーの夕ご飯を準備しましょう!そのそろ蛤さんの塩抜きできたかな?
 みなさまも素敵な雛祭りをお過ごしくださいね。

March 02, 2013

大雪の出張

 三月、弥生、明日はひな祭り。そして3.11からもうすぐ2年。何かと心騒ぐこの頃です。
 先週は大雪で山形新幹線も止まるなか米沢出張しました。山形行きバスは笹谷トンネル内で事故大渋滞にあい、通り抜けるのに約50分!トンネル内は排気ガスでもうもう〜R286へ迂回してからは川のそばの細い道路を片側は雪の壁に迫られながらの走行。ヒヤヒヤハラハラしました。3時間ほどかかり山形駅到着でしたが、乗換予定の新幹線は除雪が間に合わず運休。幸い米沢までローカル線がなんとか遅れながらもとおっていたので、たどり着きました。前日移動でよかった!翌日は晴れで、雪がまぶしく光り、宿舎と会場を送迎してくださった職員のかたが、「雪は本当に厄介だけれど、米沢の雪景色や山肌がピンクに染まる夕景色は最高です。この土地が大好きです」とおっしゃった言葉が印象的でした。春が待たれます。