April 06, 2012

大風の日

 4月4日の春の嵐、大変でしたね〜わたくしも仙台に戻る途中の新幹線が、大宮駅で3時間の停車!となり5時間がかりで戻りました。仙台〜白石蔵王間で倒木があり、撤去作業のためとか。
 そもそも、東京発10:40の新幹線チケット購入の際、チラッと10:56発の方がスピード速いし、と思いましたが強風で秋田新幹線や山形新幹線が運転見合わせとの情報があり、ここは、盛岡までのにしておこう、と思ったのです。乗車前には念のため、お結び2ことお茶、週刊誌を購入しほぼ定刻発車にほっとひといき。でも、よく見たら、わたくしの乗車した列車以外、前後しばらくは、運転見合わせだらけ。
 はじめガラガラの車内は、その後前後5本分の指定席をもった乗客でぎっしり。わたくしのおとなりも、はじめは空席でしたが、大宮でかなりイライラした感じの乗客が他の列車指定券からの振り替えで座りました。彼は、相当お急ぎの様子でバタン、ドサッと座り、ガサガサとパソコンを取出し、イライラと落ち着かない様子。大宮到着後、20分前後で車内アナウンスで倒木と飛来物情報が伝えられます。その後もしばしば、同じアナウンスがあり、2時間30分ほどたって、初めて重機と作業車両が現場到着で何とか撤去作業着手〜作業完了〜安全確認、他の列車から順次運転再開となり、やっと3時間後の大宮駅を離れることができました。しかしながら、その間の社内アナウンスは、以前より格段に親切で、倒木撤去完了まで、経過を割合詳しく伝えてくれました。現場が人家もない不便な場所で、重機など近づくことがなかなか大変とのこと。やっと到着したとの報告。作業難航しているとの情報など。作業にあたった方々のご苦心、危険な作業の遂行に心から感謝したいと思います。
 3時間をどうやってつぶしたかというと、週刊誌1冊読了し、お結びをちょっとずつ食べ、数件のメール、2件の電話、手洗いに1回、さらに持参の読みかけ小説を開きうとうと…。
 停車2時間ぐらいのころ、隣の人をチラ見したら、すでにパソコンは閉じ、車内販売お弁当も食べ終わり、スマホも見飽き、列車サービスの雑誌もさんざん見つくし…というお退屈なご様子。普段ならまったく無関心にするところですが、ちょっと躊躇したあと「もしよろしければ、週刊誌ご覧になりませんか?お読みになったら処分していただいて結構ですので…」と声がけしました。
 ちょっとおどろいたご様子の彼(まあ、突然となりのおばさんに声かけられたら、当然ですね)でしたが、案外率直な感じに「どうもありがとうございます」と受け取ってくれました。なんか、こういう行為って、ドキドキです。もっと若い気分のときは、決してこういうことはしなかったと自分でも思います。(おせっかい、おばさんぽい、その他)ちょっと後悔もしつつ。
 さて、そのイライラ彼ですが、その後、郡山で下車、その際「どうもありがとうございました」と大変丁寧にご挨拶してくださいました。あ〜よかった。(でも次回からは、遠慮しようと反省しました)
 やっと仙台駅に到着したら、精算窓口に長蛇の列…でもよく見たら、後日でも精算OKのゴム判押してくれるサービスがあり、無事帰着しました。
 さまざまなことを考えさせられた大風の日でした。
 さて、はじまりました新年度、新しく清々しい気持ちでのぞみましょう!