February 15, 2012

ブログ6周年と今月の読書案内2012

 年初にたった1回のみ更新したっきり、毎日あくせくとすごしてしまい、すっかりご無沙汰で失礼いたしました。
 やっと、ちょっと隙間時間ができました。2月13日でこのブログも満6年となりました。2006年から思い起こしますと、その年の暮に父が亡くなり、2008年長女結婚式、秋にはわたくしが還暦を迎え、2009年長男結婚式、2010年長男のところに第1子誕生、2011年大震災、夏には長女のところにも第1子誕生、次男入籍結婚、暮には母も亡くなりました。ものすごいスピードで人生の出来事が起こっていることに改めて気づかされました。ただ今は、オーダーいただいたお仕事を遂行しつつ税務申告2件分、相続手続き、新人研修資料づくり、毎週末は長女一家の食事提供、時々は全員集合の食事の世話…毎日こんなに忙しいとは!
 合間を縫って、楽しい読書!が息抜きです。なかなか、エアロバイク運動ができず、ちょっと反省しながら。でもなんとか、皆様からのご支援で、楽しくやっています。7年目のブログも、リフレッシュして息長く続けます。よろしくお願いいたします。

 今月の読書案内
1)トラや 南木佳士著  文春文庫 税別505円
 信州の佐久総合病院内科医で第100回芥川賞受賞の作家。芥川賞受賞後、うつ病に苦しむなかで、迷い込んだトラ猫との15年を縦糸に、ある家族のささやかでもかけがえのない日常と、作家の再生を見届けるかのごとく逝った愛猫との日々が心に沁みます。
 最後のページにトラ1歳の写真がモノクロで載っています。猫好きにはたまりません。
2)小説を、映画を鉄道が走る 川本三郎著 集英社刊 税別1900円
 なぜかわたくしは、そんなに鉄道好きなわけでもないのに、鉄道がからむ小説やエッセイをついふらふらと購入する癖があります。(つまり鉄道ずきな乗り鉄?いえいえ、決して好んでのっているわけではないけれど、この26年間というもの1週間に1度以上新幹線に乗る生活…やっぱりこういうタイトルのものは外せません)
 そして読んでみて、大満足。夜行列車、都電、森林鉄道、戦争や地震、震災と鉄道などローカル線。小さな駅。なかなか感慨深いです。
3)夕陽ヵ丘三号館 有吉佐和子著 文春文庫刊税別848円
 復刻文庫と銘打って、書店にどっさり並んでいました。痛快リアル、社宅内の人間ドラマ。今はこんなに社宅がクローズアップされることもないのでしょうが。
4)ダイヤモンドダスト 南木佳士著 文春文庫刊 税別467円
 一番目に紹介した作家の芥川賞受賞作です。1)ですっかりこの作家にはまってしまいました。ボスには、母を亡くした影響では…と言われますが。なんだか今の気分に合うことは否定できないです。

 2月の半ば、寒さはまだまだ続きそうですが、元気を出して頑張りましょう。