September 27, 2011

リーダーシップ・クイズはいかが?

さわやかな秋日和、九月もあと数日を残すばかりですね。本日は、いつもと少し趣向を変えて、リーダーシップに関するクイズをどうぞ。コンフリクト(葛藤)の解消を目指すためのスキルがテーマです。
 (クイズ) あなたは、6人グループのリーダーです。新たに発生した問題について、リーダーとして解決方法をメンバーに提示したところ、いつもなら皆が信頼して受け入れるところ、今回は、メンバーから反対意見が出ました。しかも反対意見に賛成するメンバーが数人出ています。この場合、あなたは、どんな対応をすると効果的でしょう?次のうちから選んでください。

?「みながやる気になることが大切だから、メンバーの意見はもっとも。メンバーの提案を採用しましょう」
?「うまくいかないかもと不安もあるが、互いの妥協点を見つけてやってみよう」
?「物事に反対意見はつきもの。時間がたてばなんとかなるから、しばらく静観しよう」
?「反対意見がでたのは面白くはないが、メンバー全員の意見はどうなのか、リーダーの私が提案した意見とどう違うか議論しよう」
?「私にとって経験や自信のある解決策なので、異論もあるだろうが、まずは私の意見でやってほしい」


 みなさまは、どれをお選びでしょうか?
 問題の質や量、緊急性など条件がからみ、すぐに回答はできない、とお考えのかたもいらっしゃることでしょうが、効果的なリーダーシップスキルは、以下の通りです。

 1)グループ内の対人関係良好な場合
 ?の問題直視型対応がもっとも効果的
 続いて、?の融和が効果的
 3番目に効果的なのは、?の妥協

 2)グループ内の対人関係に課題がある場合
 ?の問題直視型がもっとも有効
 続いて?の固執が効果的
 3番目は?の回避および?融和が効果的

 みなさまのグループでは、コンフリクトを抱えていませんか?そして、グループメンバー内の対人関係はいかがですか?大丈夫、うまくいってる!と思った方は、さっそく明日朝、メンバーに「おはようございます」とあなたから、声をかけてください。何人が振り返って、あるいは顔をあげ、視線を合わせて「おはようございます、○○さん」と応えてくれるでしょうか?
 応えてくれない、視線を合わせないメンバーは、あなたとの意思疎通が希薄になっているかもしれません。応えてくれるまで、毎朝、当人の名前を呼び挨拶をされると好転するきっかけとなります。お試しください。

 さあ、午後もまた、打ち合わせのお仕事へ、さわやかな日差しのなか、お出かけします。一年中でもっともいい季節ですものね。

 
  

September 15, 2011

わたしのこの夏のヒット

 ムシムシとスーパー残暑が続きますが、今週いっぱいで解消という天気予報を信じて、本日はわたしにとっての夏の総決算(?)です。
なかでも、大活躍したのは、次のグッズ。
1)ダイソンの扇風機
 省エネのため、若干調子のよくないリビングのエアコン買い替えを見送り、代わりに入手した扇風機。少々運転音はしますが、羽根のないシンプルなデザインと強力パワーで涼しい風をたっぷり送ってくれました。お盆で帰省した長男の娘1歳3か月の安全も保たれましたし。シーズン終了後は分解してコンパクト収納が期待できます。
2)畳風(?)カジュアルシューズ
 井草のようなジュート麻のような素材で編み、素朴な花刺繍があるペタンコサマーシューズ。靴底がしっかりしたゴムなので、雨の日も滑らず、植物系のメッシュ素材が履いていて涼しく近所を歩くときに大活躍でした。さすがに6,7,8月と履き続け限界が来ましたが…。若い方々の御用達店舗でお値段1980円。ひと夏もちました。
3)ポリプロピレン製のランチョンマット
テーブルクロスはすぐに汚れ、しかもシミになりやすいですが、だからといって透明ビニールの汚れ除けシートのうえにテーブルセッティングはさびしいし。ランチョンマットも様々な柄や素材を試しましたが、やっぱりすぐに食べこぼし発生です。アフタヌーンティリビングで、ほどよいサイズとやさしい柄のしかもよごれたら、さっとひと拭きポリプロピレン製の見つけてうれしくなりました。1枚630円。ただし、この価格シールがはがしにくいのが難点ですが。つぎは秋色のが売り出されないかしら?

 特別な夏、といわれた哀しくつらい2011年の夏をすごし、何かちょっとしたくくりを変えることで、区切りをつけたい気持ちです。
 だからこそ、季節の変わり目は衣替えやしつらいの模様替えなどで、味わいたいと思います。震災以来6か月、日々の静かな暮らしの大切さが身に沁みます。

September 09, 2011

そうか、もう君はいないのか〜城山三郎著

 日中はまだ暑いけれど、風はすっかり初秋です。残暑はまだまだ続くらしいですが、夕方から夜はすっかり過ごしやしくなりました。
 8月下旬からしばらくは、生まれたての赤ちゃんとそのママと3週間ほど一緒にすごし、その間にお宮参りと記念写真撮影に付き合いました。仙台東照宮は灯篭がほぼすべて倒れ、あちこちにまだ立ち入り禁止のロープが生々しい震災の傷あとを残していましたが、祝詞を聞きながら波乱の年にうまれた幼子の未来の幸せを改めて願いました。記念写真撮影は、生後32日目の赤ちゃんのご機嫌しだいなので本当に大変!撮影者のプロのお仕事に頭が下がります。でもなんとかいい表情での数カットが撮影できて一安心。
 また、震災翌日に同居予定、そのあと入籍を予定していた次男たちも嫁の誕生日8月28日に無事入籍し、ふたりで新しい住まいに落ちつきました。式や披露宴はあととなるので、とりあえず記念のお食事会をほんの内輪ですませ、二人のささやかな門出も祝うことができました。
 なんだかんだと取り紛れ、あたふたの日々が一段落した今週はなぜか急にのどが痛み、数日声がでなくなり、ちょっと疲れが出たみたいです。そのうえ、昨日は打ち合わせに出かけようと颯爽(とした気分)で階段を降りたのに、きゃあ…一段踏み外し、パンダ目になってしまいました!あーあ、あたしの不注意!応急措置でなんとか、打ち合わせはこなしましたが…。明日は、コンサル2期生の集まり、月曜は打ち合わせ、火曜はただ今受講中の大学夏期講座最終回と人に会う御用はありますのに。眼帯でなんとか、しのがなくては。うーん、もっともっと注意しなくちゃね。
 さて、やっとここで、タイトルにある城山三郎氏の最後の著作についてです。昨夜はパンダ目が気になってなんだか眠れず、ちょうど購入してあった新潮文庫のこの作品を一気に読みました。
 城山氏の経済小説は実はあまり手にしたこともなかったのですが、この本を読み、これから他のいろんな著作を読んでみようと思っています。
 城山氏と夫人の図書館休刊日の偶然の出会いは、オレンジ色がかった明るい赤のワンピースが、「間違って、天から妖精が落ちて来た感じ」と表現されています。その後、紆余曲折を経て、二人は結ばれて、夫人が病により68歳で身罷るまでの愛おしい日々がつづられています。
単行本で出版されたときも大変話題になったようですが、遅ればせながら感激いたしました。あとがきがは、今年亡くなった俳優の児玉清氏です。
 明後日で発生以来半年となるこのたびの大震災と大津波では、たくさんの哀しい別れがありました。残ったわたくしたちは、折に触れ、「そうか、もう君(あなた)はいないのか」を実感します。まさにいまが、この本に癒される時期かもしれないな、と思ってご紹介いたします。(新潮文庫362円税別)