February 17, 2011

2月の読書案内2011

 この2日くらい、少々暖かさが感じられ、真冬の寒さからちょっぴり解放された気持ちです。曇り空ですが、遠く霞む太平洋が春の気配…。誘われるように、リビングのカウンター周りの整理をしました。クリーニングの伝票、どっかのお店の割引券、ショップカード、洋服の替えボタン…細々といつのまにか乱雑になってしまっています。ちょっとヒト手間かけて、毎回整理すれば溜まらないのにと反省しました。本当は、新人研修用の新しいシートを考案しようとしていたのですが、何か片付けものに力が入っちゃって、結局大掛かりになってしまいました。午後は、シート作りしよう!
 さて、今月の4冊は、こちら。

1)文学フシギ帖ー日本の文学百年を読む 池内紀著 岩波新書刊税別720円
 はじめにーの項には、「人間の作り出した道具のなかで、本はもっとも驚くべきものだと作家ボルヘスが述べている。ほかの道具類はいずれも、人間のからだの一部が拡大、延長したものでしかない。……中略……これに対して書物は記憶と創造力の拡大、延長にあたる。だからこそ他のものとくらべても、きわだった性格なり特徴をそなえているー。」とあります。内容は「鴎外と高利貸し」とか「漱石と狸」など明治の文豪から、「永井荷風と幻の町」「林芙美子、23歳」「手塚治虫とファウスト」「村上晴樹の自由」までまさに百年のフシギでいっぱい。

2)抱擁、あるいはライスには塩を 江国香織著 集英社刊 税別1700円
 柳島家というフクザツな家族構成の一家が辿る運命を、家族それぞれが、ハイライト部分に一人称で語る凝ったつくりの作品。1960年から2006年までの間に起こる家族の物語です。主な舞台となる東京神谷町に立つ屋敷の描写は、私どもが時々散歩で訪ねる富豪の洋館の雰囲気です。主な登場人物10人がそれぞれ1章ごとに主人公となるわけですから、若干ややこしい。さらに、富豪かもしれませんが1960年時点で「ティッシュペーパー」が、小さな子どもの日常語として登場するのは、違うかも。もっともその頃のわたくしが、田舎の子どもだったからかもしれませんが。594ページの大著で、160ページぐらいまでは、読むのを止めようかと何度か思いました。でもそのあとは、遅まきながらヒートアップして、一気に読了。まあ、わたくしの読解力不足とは思いますが、普段にはない読書経験でした。

3)風景 瀬戸内寂聴著 角川学芸出版刊 税別1600円
 著者最新の短編小説集。この方はわが老母と同年。昨秋腰痛とかで日経新聞日曜版の人気連載「奇縁まんだら」をしばらく休載して、心配していました。でも今年に入って連載再開、あーよかった、と一安心。多分に自伝的といわれる短編小説集です。大事にゆっくり読みました。

4)週末ジャパンツアー 杉浦さやか著 株式会社ワニブックス刊税別1300円
 さわやかなイラストとまめな情報満載の癒し系。訪れた観光地は、「津軽こけしの里へ」「夢のこけしまつり〜鳴子温泉」「伊東温泉ハトヤ」「郡上八幡」「京都」「高松〜高知」「「出雲大社」「阿蘇、雲仙、別府」と多彩です。著者は、とってもこけし好き。メモやイラスト、写真がかわいくて本当に、自分で旅した気分にさえなります。

 あ、1時をまわりました、さあ、お仕事、お仕事。みなさまも午後の部、頑張って!

February 10, 2011

高尾山へ行きました!

 月曜日、東京郊外の高尾山へ出かけました。ランチを軽く食べてから、12時半すぎに京王新宿駅から準特急電車に乗り込み、高尾山口駅へ。繁華な町並みが遠ざかり、静かな住宅地をぬけ、ごとごと電車が進みます。百草園、仙川、高幡不動…以前訪れた駅をどんどん過ぎて。そうそう、府中駅も数年前、市役所のお仕事で何回か降りたっけ、などノンビリ気分で。ポカポカとあったかな日差しが春めいていました。後で聞いたらこの日の仙台は風速30メートルにも及ぶ強風だったそうですね。わが社の研究員Aなど、外出中に眼鏡が吹き飛ばされ、フレームが破損してしまったとか。幸い怪我は無かった模様です。
 途中、勘違いしてちょっと手前の駅で下車しちゃって、あわてて後続の普通電車に乗ったりと、相変わらずのドジでしたが、無事1時間ほどで、高尾山口駅へ。そこから徒歩10分ほどで、ケーブルカーの駅です。ミシュランガイドでも絶賛されただけあって、ケーブルカー発着駅までの道は風情ある茶屋やお蕎麦屋などあって、観光地気分が盛り上がります。陽だまりには丸々ふとった茶トラの猫がお昼ねしています。月曜日だというのに、結構観光客も多く、若い女性たちのグループも結構います。
 ケーブルカーは、日本一の急勾配!15分おきの発着ですが割合込み合っていて、休日やシーズンたけなわの時期はさぞや!と思いました。降りてすぐの茶屋で売ってた「黒豆たい焼き」美味しかったですよ!ぱくつきながら高尾山薬王院を目指し、途中の108段階段を上ります。樹木が大きくがっしりしていて、その間には遠く八王子の町や、もっと遠くに新宿の高層ビル群らしきものも見えます。
 薬王院では、研究員Aの安産やボスと私の周りの人たちの健康を祈願しました。甘酒のんで、胡麻だんご食べて…ボスは中学1年生の遠足以来の再訪だそうです。うーん、何十年ぶりかしら?私は新宿で中学時代をすごしましたが、中学1年は千葉大洗海岸だったような記憶。
 帰りは、急に寒くなったので大急ぎ午後4時半ごろには都心に戻りました。大満足!

 
 

February 04, 2011

野菜たっぷり簡単メニュー

 節分、立春と春の気配がホンの少しだけですが感じられる本日ですね。午後からの仕事なので、午前中は雑用をすませ、やっとブログ更新にこぎつけました。
 そうそう、本日発売のグリーティング切手は50円のも、80円のもとってもキュート。先程、郵便局へのご用のついでに求めました。どちらも、5枚セットでシールタイプ。ちょっとしたお礼状などに記念切手は重宝しております。おすすめです!
 日差しが春めいて、日陰の雪が解けてガラスごしにはポカポカ。2年前にお誕生日でいただいたシャコバサボテンがピンクや赤のお花を目一杯咲かせて、とっても綺麗です。さらに立春にあわせて小さなお雛様も飾り、切花もしろ、黄色、ピンクの花を添えました。それだけで、春らしいお部屋となっています。
 本日は、休日のパパにも作っていただけるくらい簡単な、野菜料理をいくつか、ご紹介です。
1)春菊と舞茸の簡単お浸し
 春菊1把は茎部分と葉とに分けて食べやすい長さに切る。舞茸1ふさは手で食べやすい大きさに。フライパンにお水少々、お塩少々と春菊茎部分、舞茸を投入し、炒め煮。1分もするとしんなりしますから、続けて春菊の葉部分も入れます。続いて花鰹を適宜入れて、さらにお醤油少々、白胡麻少々。あとは火を止めて出来上がり。材料を手元に準備しておけばすぐに完成。春菊も舞茸の香りが強いですから、相性が良いです。お醤油の代わりに出し醤油やめんつゆでもOK.
2)は、1)の応用で小松菜と生椎茸でも。こちらは、より穏やかなお味。茎部分と葉の部分だけは分けて時間差調理がポイント。

3)ちょっとご馳走海鮮炒め
 ピーマン、生椎茸、筍は食べやすい大きさに切る。カボチャは5ミリ厚さで5〜6センチに切って、グリルなどで素焼。(小さい火でゆっくり焦がさずに焼いてください)蟹肉(できれば脚棒肉)とホタテ貝柱を準備し、1つを半分に切ったホタテ貝柱には片栗粉をまぶす。
大蒜1片をスライスしたら、フライパンにオリーブ油をいれ、弱火で大蒜の香りを出します。香りが出たら、大蒜は取り出し、火力を強め、ピーマン、筍、椎茸、塩胡椒少々でサッと炒め、さらにホタテ、そのあとから蟹脚肉、焼いて中までホクホクのカボチャを入れて、取り出した大蒜を戻し、酢少々、出しでのばした醤油で味を整えます。ホタテにまぶした片栗粉から程よいとろみと照りがついて美味しい1品となります。大皿にたっぷり盛ってワイワイ召し上がってください。

 午後のお仕事の後は、コンサル仲間と新年会です。みんなに会えるのが楽しみです!さあランチを早めに食べて、出かける準備を致しましょう。