January 21, 2011

1月の読書案内2011

 大寒にふさわしく寒い日が続きますね。この寒さで老母の留守宅では水道管が破裂!して漏水…とのことで、朝1番に行ってきました。仙台と比較して多分2,3度は低い気温、その上留守宅なので火の気もなく寒さにふるえました。応急措置で主水栓をあらたに設置し敷地内の水すべてを止めました。修理するにも漏水箇所がどこかよくわからない、とのこと。私自身は長くマンション暮らしですっかり忘れていましたが、水道管凍結はこの時期大変ですね…。寒いなか工事をしてくださった業者のかた、立ち会ってくださった水道事業所のかた、通報してくださった近所のみなさんありがとうございます!
 さて、今年最初の読書案内です。
1)高峰秀子の捨てられない荷物 斎藤明美著 文春文庫刊 税別714円
 残念ながら高峰秀子さんは、昨年末にお亡くなりでしたね。彼女の著作を何冊か続けて読んで、遅まきながら感動しておりましたのに。この本は、平成13年に単行本として世にでたものの文庫化です。追悼コーナーで購入しました。「私の渡世日記」が高峰さんの50歳までの人生ならば、こちらはその後の76歳当時の高峰さんの実像です。波乱に富んだ女優人生のあとのご夫妻での幸せな時間を中心に斎藤さんが10時間にも及ぶロングインタビューを実施し、まとめたものです。おすすめです。

2)小暮荘物語 三浦しをん著  祥伝社刊 税別1500円
 1976年生まれの直木賞受賞作家が著者です。実は自分の年齢より若いかたが著者だと、ちょっと購入を躊躇したりしがちなのです。でもたまには、いいかなっと思いまして。

3)思い出袋 鶴見俊輔著  岩波新書刊税別760円
 87歳の著者(2010年2月現在)が、思い出すまま連載したエッセイ集です。最初の1文は、「記憶の中の老人」というタイトルで、著者が80歳になったころの書きおこしですが、「子どもの頃に道であった、ゆっくりあるいている年寄りの身ぶりに今の自分が似てくる…」がなんだか実感があって、スイっと本文にひきよせられます。

4)向田邦子全対談  向田邦子著  文春文庫刊 税別543円
画家の中川一政氏、作家水上勉氏、詩人谷川俊太郎氏、作家澤地久恵さん、…。親しいかたと、あるいはほとんど初対面のケースも。唯一の対談集です。向田さんの語り口が、”昭和の”やさしい女らしさ、にも感じられます。

 高峰秀子さんは、無類の本好きで、午後の空いた時間はウキウキと本を抱えて読書三昧だったそうです。あやかるなんておこがましいですが、素敵な本と出合うとわたくしも一刻も早く読みたくて、本屋さんの立ち読みなどせず、大急ぎ自宅に戻ってしまいます。
 今夜も寒くなりそうですが、あったかい飲み物を用意して、本の虫になります。
 

January 14, 2011

10年前の私からの手紙

 今年早々、2001年の私からの未来郵便が届きました。岩沼市で2001年に未来郵便タイムカプセルとして実施したものです。書いたときは、ほんの軽い気持ちと遊びごころでしたが、約10年経って、内容を確認し、びっくり!ちょっぴり嬉しくかつ、改めてこの10年間の周囲の皆様への感謝でいっぱいな気持ちになりました。
 因みに、一部をご紹介いたします。

 2011年の私へ      
 元気にそれなりに美しく、ボスとも仲良く、そしてソファには猫がいるといいな。2001年の私は、お仕事、研究会、長女(大学4年)、次男(大学1年)への仕送り、長男(就職4年目)にも時々お小遣いを送ったり…ちょっと盛りだくさんの日々。梅ノ木の両親もナントカ健在。2011年もボスのちかくで少しでもサポートしながら仲良く2人とも元気にしていられたら最高です。きっとそうなっているわね。これを書いたのは平成13年9月28日金曜朝9時すぎです。見るのは平成23年ですね。どの子も元気に活躍し、私とボスも平和に楽しくいたいです。だから、ウエルカム!2011年!幸せな10年であるように。
 2011年の次男へ
 どんな大人になったかしら?きっとすてきな男になっているはず。やんちゃなあなたも28歳。元気で活躍していることを祈ります。
 (文中の個人名略)
 (長男、長女へは、すでに手渡したため、文面略)
 
 10年経って、実家の父は2006年12月に天国へ。母は昨年米寿を迎え、元気です。長男は結婚し昨年子どもが生まれ、長女も結婚し今年8月にはママに。次男も来月ごろゴールイン。おかげさまで私とボスも元気にお仕事、時々散歩など楽しんでいます。猫はまだ飼っていないけれど。あっという間に過ぎ去ったかに思えるこの年月も、振り返れば、様々な喜怒哀楽に満ちています。
 さあ、次の10年もまた、元気に頑張って暮らしてゆきましょう!
 それにしても、未来郵便タイムカプセル事業を実施してくださった、岩沼市政策課に感謝の気持ちで一杯です。あて先不明で戻った郵便物の保管や各種お問い合わせなど、まだまだフォローのお仕事が沢山おありでしょう。無事受け取った人々の喜びを支えてくださる企画に御礼申し上げます。幸せづくりって、自治体の政策でも最優先の仕事かもしれませんね!

January 07, 2011

私のお正月

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。といってももう、七草ですね。年明けから何だか忙しく新年第1号が遅くなりました。
 本日は、私のお正月風景を一部ご紹介いたします。
年越し〜元旦 
 大晦日の年忘れトランプ大会(優勝者は長男=1等賞品獲得)年越しの20分ほど前に年越しそば。長男夫婦+赤ちゃん、長女夫婦、次男と婚約者(今年早々結婚予定)、私の8名にて。新年カウントダウン後、めでたく2011年を迎える。
 元旦 祝膳 お節料理、お雑煮(昆布と干し椎茸の出し、おひき菜、芹、柚子)とお汁粉
    昼前、年賀状
  その後、私以外はみな、新年会へ
  長女夫婦のみ夕方戻り、長女泊
2日 箱根駅伝TV観戦 東洋大柏原力走! 午後新年会から長男夫婦戻り初売りへ
 私も足りなくなった野菜や牛乳など少々買い物。赤ちゃんの衣料品を買いにデパートへ。
 夜は、長男夫婦は新年会、私と長女夫婦で熱海から送られたお魚、とろろ、青菜のお浸しで簡単夕食、赤ちゃんを預かる。(いま7ヶ月すぎ、ちょっと人見知りはじめで、私以外は戦力外…)
3日 箱根駅伝で早稲田応援(TV観戦)
 ブランチは車海老の贅沢アラビアータ バジルとガーリックを利かせておいしい!
  午後は、ペット屋さんを覗きに。(ちょっとお目当てのノルウエージャンの猫がいまして…迷っているのですが、まだ購入には至らず)デパートにて、長男嫁と長女に手袋とイヤマフを購入。また、長男嫁にかわいいフォーマルドレスも。 夕食は、駅ビル内の和食屋で夕食会。赤ちゃんがいるのでちいさなお部屋のあるお店を予約。次男と婚約者も合流し賑やかに。さらに夜は、都道府県かるたとトランプ大会。かるたは、都道府県の地図と特徴が組み合わせてあるものでなかなか難しいです。これは、長女の圧勝。
 4日 長男と2人、朝一番に駅ビルの宮城産品コーナーにでかけ大崎の梅干購入。ふかひれは売り切れで、大慌て。でも地下のコーナーにはありました!よかった。ふかひれスープと姿煮購入。このあと11時すぎ、長男夫婦と赤ちゃんは車で首都圏の自宅を目指し出発。年末年始を美里の自宅で過ごした私の老母は、無事、妹夫婦に送られて、市内の介護マンションへ戻る。その慰労と報告等のため、妹夫婦と私、長女で遅めのランチ。 午後はすっかり疲れてちょっとお昼寝しました。長女もお友達との新年会へ。
 5日 朝の新幹線で東京へ。着物に着替えて、南部坂を登って赤坂氷川神社へ初詣。ボスと私、家族みんなの健康を祈願。破魔矢と御札を購入。おみくじは二人とも吉。通りすがりの上品な奥様が「ご一緒にお撮りしましょう」と声を掛けてくださいました。その方は、「よいおとしを!」とにこやかにおっしゃいました。素敵な女性です!氷川神社からテクテク歩き、スペイン大使館前、ホテルオークラをすぎ、菊池寛実記念 智美術館のレストランでオレンジのクレープとコーヒー、地下にある展示室で開催中の志野焼展鑑賞。楽しかった!やっとわたくしのお正月です。
 6日 朝、大急ぎで仙台戻り〜今年の仕事はじめ。何を着ようか迷いましたが、何しろ寒いので黒のワンピースに千鳥格子ジャケットに決定。大急ぎ徒歩で県庁2階の講堂へ。無事4時すぎに、仕事を終えて、一安心。お聞きくださったみなさまは、喜んでくださったかな?さあ、ことしも元気にお仕事がんばりましょう!

 みなさまは、どんなお正月でしたか?いつもどおり過ぎちゃったとか、ゴロゴロしているうちに終わっちゃったとしてもそれはそれで幸せなことですね。昨年暮れに急逝した友人のことなど思いつつ、改めて今年は、ささやかな幸せを感じながら日々を大切に暮らしてゆこうと思っています。