July 23, 2010

猛暑となった7月の読書案内

 梅雨明け10日は、暑い夏の日が続く…など訊いたようにも思いますが、それにしても酷暑ですね。朝からジリジリの日差しに、仕事先到着時はすっかり汗みずく、などという日が続きました。でも、やっと6月7月と続いたハードスケジュールは一段落。本日は、内勤で報告書作成中心です。でも夕方は楽しい仲間と暑気払いの予定!楽しみです。
さて、猛暑を避けて涼しいお部屋でこんな読書はいかがですか?今月オススメの4冊です。
 1)旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三 佐野眞一著 文春文庫刊(980円税別?カバーをなくしてしまいちょっとあやふやです、ごめんなさい)
  先週、山形出張が3泊もあり、山形駅ビルの本屋さんで買いました。これが大当たり!ただ今大活躍のノンフィクションライター佐野氏の力作。本当によく調べて書いていらっしゃいます。民俗学の柳田国男さんとの出会いと決別、大スポンサー渋沢敬三氏の素晴らしい人柄(渋沢栄一氏の孫、日銀総裁、大蔵大臣等歴任)…あますところなく書いています。コレを読んだら、次は宮本氏の著作を読みまくりそうな予感。
 2)都バスで行く東京散歩 加藤佳一著 Y新書刊 税別780円
 紹介されている都バス路線が、よく利用する高田馬場から西早稲田とか、青梅駅から河合玉堂美術館、清澄庭園から森下などなど本当に身近で、しかもその昔の都電の雰囲気のある路線ばかり。文学散歩にも、途中下車の旅ふうにも様々に楽しめるガイドブックです。華やかな観光バスも素敵だけれど、こんな都バス散歩も楽しいです。
 3)きんぎょの夢 向田邦子 原作 文春文庫刊税別419円
 昭和のムードいっぱいの人物像がナツカシさを誘います。ドラマ脚本家だけあって、なんとなく行間がト書きじみていますが、馴れると映像が見えるような気分も味わえます。描かれた女性像は今の基準からは随分離れていますが、そうそう、こんな感じで悩んでいたな、20〜25年前は、なんて思いつつ読みました。
 4)星に願いを 庄野潤三著  講談社刊税別1500円
 高齢者施設に暮らす老母が、ちょうど庄野潤三氏と同年輩です。この本が出たのは2005年12月、その頃はわたくしの父も存命で田舎で夫婦2人暮らしでした。理想の老夫婦のようなストーリーが、現実の老母をめぐるややこしいことを浄化してくれるかのごとく、清涼剤のように感じます。劇的な事など何もなく、でも起きていることがらに感謝して暮らす二人の姿がとってもいいです。今年惜しくも亡くなられた庄野潤三氏を偲んで再読です。

 真夏の太陽って、本当に凄いですね…みなさま熱中症にお気をつけて、楽しいサマーホリディをお過ごしください!

July 12, 2010

「お返し」がわかると贈り物が楽しくなります!

 衆参ねじれ国会再びの参院選挙が終わりましたが、開票業務等で遅くまでお仕事だった皆様、お疲れ様でした。
 手元の新聞では、宮城県の投票率が全国的に見て、とても低く、残念ですね。ワースト4ですもの。(ワースト1が沖縄県、2位広島県、3位福岡県;11日午後7:30分総務省調べ)全国平均43.38%と比べても−3ポイント近くの40.49%ですから…
 サッカーワールドカップは、スペインの優勝で幕を閉じ、占いタコのパウル君は完全的中したとか、たわいもないかもしれないけれど、ちょっぴり和む話題です。
 さて、7月も中旬となり、お中元も終盤の時期。本日は、贈り物のお返しについてちょっぴり調べてみました。随分前に、虚礼廃止や贈り物簡素化運動などがあり、冠婚葬祭の包み金を統一しよう…という生活改善キャンペーンがありました。どんなときに贈り物をしたらいいのか、さらに「お返し」は…悩ましいのでいろんなマナーの本も沢山ありますね。
 いくつか読み比べてみましたところ、お返しとは、「言葉でお礼するべきところ、言葉だけでは足りないと思い、いただいた品物や金額の2分の1から3分の1程度のものをお返しする」こと。しかし、お返しですべて終わったのではなく、その後相手の方にお祝いや悲しみごとがあったとき、前にいただいた金額相当で気持ちを伝える。
 お返しが不要なのは、子どもの祝い(経済力がないため)や、お中元、お歳暮(お礼なので不要)、お餞別、お年玉、お土産など。
ちなみに、内祝いは、お返しではなく、お世話になったり、見ていただいた方をお招きし、飲食することを簡略化して、品物をお届けする。(出産、新築、病気が治ったとき、子どものお祝いごと)
 実家では明治・大正からの贈り物一覧の大福帳が最近まで現役でしたが、なにせ私どもの世代が女ばかりで、ただ今は中断中。わたくし個人の小さなプレゼントブックらしきもので代用しています。
 最近は、子どもが独立し、それぞれ個性にあったお返し=プレゼントをくれます。合理的な長男からの出産内祝いは、選べるギフト(南高梅の梅干を取りました)。アート大好き美大出の長女からは、絶妙な色が揃った色鉛筆と小さなスケッチブックが、婿の交通事故入院快癒内祝い。まだ家庭をもっていない次男は、彼女との旅行土産にいつも変キャラのキーホルダー。わたくしの携帯やら家の鍵には不思議なキーホルダーがジャラジャラです。

 だけど、なんといっても人生の贈り物は、人との出会い!ですね。わたくしにとっては、もうすぐ四半世紀になろうとしているボスとの出会い。また、軽く十数年は超えるお付き合いとなった仕事を通じてのG研21のお仲間やコンサル養成研修の方々。
 まだ、ふさわしいお返しはちっとも出来ていませんが、たまに飲食をともにすることが内祝いの原点だとしたら、ちょっといいですね!そんな、原点の飲み会が来週末に1つあります。楽しみ!!


July 03, 2010

食欲不振をカレーで克服

 蒸し暑い日々、今年も前半の6ヶ月が終わり、いよいよ後半突入ですね。なんか、エアロバイク運動の1ヶ月ノルマがなかなか目標達成できず、後半こそ!と仕切りなおしです。そうそう、ただ今のマンションに移ってから月曜でちょうど10年。その間、目前の敷地に新しい29階建てマンションができたり、随分当初とは環境も変わりました。でも幸い海を遥かに望むリビングからの景観は確保されいまのところ見晴らしはいいまま。次の10年でどう変わるやら…
 昨日、長男が出張帰りに当家に1泊し、仙台は涼しい!と大喜びでした。だけどここに住んでいる身としては十分ムシムシ暑いのです。
 こんな気候のときって、食欲不振になりませんか?こんなときはシンプルカレーが最適です。
 (簡単カレーを中心とした今夜のメニュー)
 1)玉葱とみじん切り生姜・大蒜をバターとオリーブオイルでじっくり炒め、カレー粉少々と塩胡椒を加えさらに炒め、あとから乱切り人参を加え、ローリエの葉2枚を投入しヒタヒタのお水を注ぎ、コトコト煮ます。フライパンを熱し、オリーブオイルでホタテ貝柱(塩胡椒と片栗粉をまぶしておきます)を裏表こんがり色づく程度に焼き、玉葱等をコトコト煮ているお鍋に入れ、仕上げに薬膳カレーのルー(市販品)をいれて出来上がり。ジャガイモを入れないので軽くあっさりしています。十穀米の御飯でいただきます。
 2)タラコポテト
 カレーに入れない代わりにポテトでサイドメニューを作ります。新じゃがを塩茹でし、バター、パルメザンチーズ、塩タラコをまぶしつけるとホクホク美味しい1皿が完成。
 3)たたき胡瓜と生姜の甘辛胡麻酢づけ
 夏の定番、たたき胡瓜はストレス解消にもぴったり?千切り生姜もたっぷり準備し、つけ汁は蜂蜜、酢、醤油、鷹の爪、胡麻油をしっかりシェイクするだけ。食べるまえにしっかり冷やしておけば、一層美味しい!

 どちらのご家庭もそれぞれのカレーライスがあるもの。たまに他所のおうちのカレーも試してみましょう!