June 25, 2010

なかなか難しい「褒める」「叱る」

 Wカップ、岡田ジャパンは事前の酷評を跳ね除けて、予選リーグ見事突破ですね!本当におめでとうございます。あんなに非難されていたのに、いや非難集中がかえって原動力かも…と様々分析されているようです。何にせよリーダーによるチームづくりは本当に難しいです。勝敗がはっきりしているスポーツはもちろんのこと、仕事の組織でも、どんな風に褒めて、どんな風に叱るか、は1人でも後輩や部下を持ったら悩むところですね。あんまり褒めてばかりで、褒め言葉が空疎に響いても困るし、厳しく叱りすぎて、相手を相手を追い詰めてしまっては大変。
 基本的な考え方としては、次の3点でしょうか。
 ?褒めるときも、叱るときも明るくカラッと!
 年齢が近い場合は、「凄い!やったね!」などと褒め、場合によっては「どんな風だったか聞かせて?」と経過を尋ねます。叱るときは、人格や性格を引き合いにださず、事実に絞って指摘し、一緒に改善策を考えると効果的。
 ?よく褒め、よく叱る
 めったに褒めない、ほとんど叱らない…は禁物。むしろちいさなことでもきっちり褒め、ちょっと気付いたミスなども見逃さず、すぐ注意しましょう。ためておいて後から…は失敗のもと。
 ?相手のツボを大事に褒め、叱る
 個性を見極め、人前で褒められるのが苦手な人には、対面して2人となったときに褒めるケースもあり、です。もちろん叱る場面は通常、対面して2人となったときが一般的ですが、チームとして連帯責任的に叱ることが必要な場合もあります。

 さて、岡田ジャパンでは、どんな褒め方、叱り方がなされたのでしょう?組織のリーダーはいま、そこが一番知りたいのではないかしら?

June 11, 2010

6月の読書案内2010

 先週の土曜日でしたが、久しぶりのコンサルタント養成研修仲間が集い、提言書の検証について話し合いました。10年以上経過しますと担当した方々の中から、残念ながら2名の物故者がでてしまいました(合掌)。また、定年退職や別の仕事についた方々など進路は様々。でも数人でしたが集まり、どんな手法が適当か考えました。第一にもっとメンバーが集まらないと出来ないことなので、まずは暑気払いの会でも開催しその際、改めて提案しましょう、ということになりました。当日は雨が時折強く降ったり不安定な天候でしたが、みなさま美味しいお土産を沢山おもちになり、お帰りにはみんなで山分け!いたしました。Aさん、ゆべしご馳走様!Kさん狸ケーキかわいい!美味しい!Mさんサヤエンドウ、美味しいパンありがとうございます!Sさんずんだクリーム大福あいろいろとりあわせ、美味でした!

 さて、本題です。今月は次の4冊をどうぞ。
1)「坂の上の雲」と日本人 関川夏央著 文春文庫刊581円税別
 実は購入は昨年末でしたが、途中まで読みかけで、しばらくお休みしておりました。最近、ベッドのしたに落ちているのを発見し再度読み始めました。すると、軍医としての森鴎外が、当時軍隊内に劇症脚気が蔓延しバタバタと倒れたとき、高木兼寛軍医が白米食による体内栄養バランスのくずれを疑い、食餌実験し米麦等の兵食に改良。しかし森鴎外等ドイツ医学の影響下にあった軍医たちは細菌説を唱え、実証的な高木説を排撃。その結果、多数の犠牲者がでた話が載っています。

2)なつかしの小学一年生  熊谷元一著 河出書房新社刊
税別1200円
 これはモノクロ写真集。昭和28年の人たちが小学1年だったころの長野県会地村(現・阿智村)の様子。当時担任の先生だった熊谷さんが入学式や学校参観日、かけっこ、進級、みちくさなど生活の情景を沢山沢山録っています。先生は今尚ご健在で、毎年夏には阿智村の熊谷元一ふるさと童画写真館で写真コンクールが開かれます。ウチのボスはその審査をしていて、先日清瀬で審査会に出席でした。そこでちょっと思い出したものですから今月ご紹介です。

3)ちくま日本文学 020 林芙美子著 筑摩書房刊880円税別
 好き好きがありましょうけれど、風琴と魚の町や清貧の書などなかなか凄い!です…時々読みたくなります。

4)小暮写真館 宮部みゆき著 講談社刊 1900円税別
 713ページもある物語です。今、書店にいっぱい平積みです。タイトルと表紙(ローカル線の列車と満開の桜)にひきつけられました。買ったばで15ページまでしか読んでいません。読み始めたら面白くって夜通し読みそうで…週末を待っておりました。さあ、今夜読みましょう!

June 02, 2010

遅れてきた爽やかな季節

 遅れてきた五月晴れ?と思わせるようなこのお天気。ことしも半ばの6月ですね。ただし、空気はひんやり、例年の6月とはなんだかちょっと違うような…入梅も少し遅れるとか。一斉に店頭に並んだレイングッズですが、今のところ購買の気分にはなれません。(お洒落な傘やレインシューズなど新調しようかなと思っていましたが)でも、この爽やかなお天気は大歓迎!打ち合わせに出かけるにも乗り物を使わず、地下鉄3〜4駅分歩いていきましょう!ただし、紫外線だけは注意しなくっちゃ。なにしろ目から入った光で日焼けするらしいですものね。
 一昨日、この上天気に仕事が終わった後、東京散歩を再開しました。泉岳寺を訪ねて新橋から地下鉄都営三田線泉岳寺駅へ。こう書くとスイスイいったみたいですが、現実は…まずウッカリ東京メトロの切符を買ってしまい、あ、ダメ!と払い戻し。さらに何故か大江戸線の切符を買って(なんとなく都営線切符と勘違い)延々と新橋駅の地下連絡口を歩き、やっと都営三田線の入り口までたどり着くと、自動改札でエラー…もう一度払い戻してやっと乗車。ただし買い間違える人がたまにはあるらしく、地下鉄職員は迅速に払い戻してくれました。(教訓…東京の地下鉄切符は、乗車入り口にもっとも近いところで買いましょう!なぜなら同じ駅名でも様々な路線があり経営も違うので)やっと泉岳寺駅に降り立ち、まだ明るい夕方のみちを泉岳寺へ。坂道の途中に歴史散歩用の案内もあり、よく読んでいざ、門前に立つと目前でガラガラガラ…シャッターが降り、閉門!午後6時で終わるのでした。かわりに門前の紋屋という素敵な和食屋さんの植え込みとほんのりした灯りに誘われ富山県氷見漁港直送のキトキトお刺身と赤だし御飯をいただきました。美味しい!!
 せっかくだからと周りを散歩しますと、N響の建物。(マイボスはもとNHK)かつて何度かきたことを懐かしみ、さらに歩いて三田台公園へ。ちょっとマヌケな案内テープで縄文貝塚の説明を聞き、さらに高松宮邸付近を散歩。広壮なアプローチの某ヒルトップ○○レジデンスの植栽のベンチで一休み。夕方散歩って、今の季節ならでは…。
 時にはこんなお散歩、いいですね。
 あっ、鳩山首相、ついに辞任の意向!とニュース速報です。どんな風になってゆくのかしら民主政権…