July 27, 2009

知人の告別式

 先日急逝されたS氏の告別式に参列いたしました。
 この5〜6年はあまり交流はありませんでしたが、2000年前後は頻繁に出張などご一緒いたしました。いつも賑やか、女性になかなか人気のS氏は大活躍でした…蕗や筍など山の幸を見つけて、研修そっちのけで大収穫大会、沢山収穫しちゃったあと、持ち主があらわれたり…。京都の大学へ社会人入学した才女や現県議のN氏と行政コンサル会社を興したり。
 わたくしなどこの15年、ほとんど変わらずひとりで小さな会社らしきものを細々やるのがやっとでしたが、さすがのバイタリティでした。でも、あまりに生き急ぎでしたね。小さなお子様が喪主挨拶をする若い未亡人にぴったりくっついている姿は、参列者の涙を誘いました。
 改めてご冥福をお祈りいたします。

July 24, 2009

消費連関表の応用

 ただいま、表記のタイトルでブログ更新の前にメールをチェックしましたところ、15年来の知人であり、一時期は大変交流のあった辣腕行政コンサルタントのS氏が昨夜お亡くなりになったとの知らせ。昨年来重病と伺っており、陰ながら心配しておりましたが…早すぎるご逝去、こころよりご冥福をお祈りいたします。
 さて、気を取り直して、消費連関表についてです。
 もともと、産業連関表といって、個々の産業同士の生産高の推移について相関関係を分析する手法として定着しておりますが、これを消費行動に当てはめ、消費連関表という分析に活用しているものです。(7月23日付日経”台頭するアジア消費”より抜粋)
 調査項目は、家での食事や外食、普段着、美容、家電購入などの22項目についてどのぐらいお金をかけているのかの比較が中心。得られたデータのすべてを組み合わせて231通りの単相関係数を算出したものが消費関連表です。
 GDP水準の分析だけではみえにくい消費の質的特徴を抽出できます。また、消費項目の相関係数総和を算出し、それを組み合わせ総数で割った数字を「消費連関指数」と定義すると、この数字は概ね1人あたりのGDPと比例しているようです。結果、消費力が向上すると消費項目間の相関も強くなる。つまり1つの消費が引き金となって他の消費を誘発する「ネットワーク効果」が機能していると解釈できる。

 こうした手法を行政評価などに応用するならば、まずは住民満足度の満足度連関表が考えられます。わたくしがお手伝いしたS市の満足度調査でも項目間の単相関を算出し、いわば行政満足度の「ネットワーク効果」を模索しているところです。1つの満足度が引き金となるかもしれない、と示唆する数値は「市民と行政のパートナーシップ」に関して、市主催の文化活動参加などにあらわれていました。この満足度連関表、研究する余地あり、と感じました。

July 21, 2009

緑陰で楽しむ画集

 学校の夏休みがやってきました。三連休最終日の昨日は爽やかな夏空と吹きぬける涼風がとっても素敵な1日でした。特にどこへも出かけませんでしたが、ウチ中の窓を全開して、籐椅子をベランダにだし、時折仙台駅を発着する新幹線を見下ろしながら、お気に入りの画集やファッション雑誌を眺めて過ごしました。
 本日は、夏休みをゆっくり楽しむときにオススメしようと4冊の画集(写真集も含む)をご紹介いたします。ビジュアルのものはお好みも様々でしょうが、ご参考に…
 1)海辺のイタリア 永沢まこと スケッチ集 講談社刊
    2500円
 いま映画でも話題のアマルフィをはじめ、ポルトフィーノやタオルミーナ、カプリ島など陽光あふれる海沿いの風景画集。夏休みモード全開! ぜひ訪ねてみたい、とモティベーションがあがります。
 2)川合玉堂写生帳 花鳥編 株式会社グラフィック社刊
   2500円
  昨年9月に奥多摩の川合玉堂記念館を訪ねた際に購入したものです。精緻な描写で身近な花鳥をいきいきと表現したもの。絵手紙などの参考にもよろしいかと思います。
 3)ザプレステージ ウエッジウッドの芸術
  講談社刊 4762円
  美しいウエッジウッドの器や天井壁画、成り立ちなどの写真集。豊かな気持ちになれる一冊です。
 4)CHINESE BLUE AND WHITE PORCELAIN
DUNCAN MACINTOSH (写真集)
洋書のバーゲンで購入。2500円
 
 衆議院もいよいよ解散…総選挙ですね。お忙しい夏となりますでしょうが、たまには、緑陰でほっとひといきなさってください!




July 10, 2009

職員満足の成熟度レベル

 日本規格協会では、「クオリティマネジメントシステム」という本でさまざまな評価の視点を示していますが、本日は、そのなかから「従業員満足」の成熟度レベルを参考に、組織に働く職員満足の成熟度レベル=ESレベルをご紹介いたします。
      プランと活動       成果
 レベル1 ES評価の仕組みなし    プランどおりの
      仕組みはあるが実施なし  ES評価結果なし
 
 レベル2 ES評価仕組みあり     プランどおりの
      組織の主要部分はES    ES結果
      測定されている

 レベル3 組織像明確化       ES結果の活用
      ES評価が次年度のプラン
      に活かされている

 レベル4 組織像明確化       ES結果の効率的な        ES活動が経営活動と    活用
      認識され実施している

 レベル5 環境変化対応型ES計画   経営環境が変動
      策定、実施。       してもES評価結果
      参画や過程の共有化が   が変革に直結する
      すすみ変革が実施される

 ESは、組織ぐるみの変革に欠かせませんが、ともすれば赤字削減や予算縮減の前になおざりにされてしまいがちです。だけど、組織は人でしか動かないのですから、ESを現状把握し、評価のシステムを職員参画で構築することが必要ですね。あたらしい人事評価制度の導入がうまく機能するためにもES評価を再度見直してはいかがでしょう?

July 06, 2009

夏の装い

 梅雨の晴れ間なのか、本当はもう盛夏なのかは定かではありませんが、本日の仙台は夏空が広がっています。
 先週までの5週間、ちょっと忙しくしていて、夏の装いを楽しむどころではありませんでしたが、やっと一息。そこで、午前中に大学時代の同級生でこのたび現役引退された、某社の常務さんに退職記念のお祝いを贈ろう…とデパートへ出かけました。
 デパートって、一昔前までは、家族揃って、ちょっとおめかしして、お買い物&お子様は屋上で子ども乗り物に夢中など…と幸せのシンボル的なポジションでしたが、今は大分違いますね。
 本日は、熟年のご夫妻が夏の装いで靴もぴかぴかに磨き、ゆったりとお中元を選んでいたり、紳士服売り場でパナマ帽を試していたり。なかなか微笑ましい光景でした。奥様は、プリント地の涼しそうなワンピースに身を包み、日傘を手にしておられました。なんか、いいな!と思いました。
 そんななかわたくしは、都心に住んでいるので、ついご近所感覚で普段着に普段履きで買い物に出てしまい、ちょっと反省です。夏帽子などでちょっとアクセントが必要ですね。普段着や飾らないオシャレが素敵なのは、若さに輝いている年代までですものね。暑苦しく見せない工夫も大事かも。ことしは、紺色スカートと白ブラウスに太めベルトが新鮮です。なので、手持ちのなかから組み合わせ、ベルトと帽子を新調。これで、ちょっとオシャレ度アップかな?
 みなさま、オシャレなんか今更、とおっしゃらずに女性だけでなく、男性のかたも是非すてきな夏支度をどうぞ!