June 30, 2008

ミニ七夕飾り

 仙台はいま、梅雨の晴れ間の爽やかな空です。
比較的、今年の仙台はお天気に恵まれているように感じます。
 ところで、昨日はちょっとかわいいものを購入いたしました。仙台七夕まつりで飾り終えた吹流しなどの和紙を再利用し、翌年に手作りした、伝統七つ飾り卓上用「七夕飾り」です。サイズは38cm×25cm。一番町4丁目商店街婦人部で作って、ただ今閉店セール中の141ビル1階で販売しています。お値段は2000円(収納用の函付き)。シックな和紙の吹流しから彩り美しい伝統飾りができていて、これから仙台七夕のころまでインテリアとして楽しもうと思っています。因みに、伝統飾りとは、以下の7種だそう。(ミニ七夕飾りリーフレットより)
 1)短冊 文字を書いて学業や書道の上達を願います
 2)吹流し 昔の五色の糸をかたどったもので、機織の技の上達を願います
 3)折鶴 鶴は千年の故事にあやかり、祖父母や父母の長寿を願います。
 4)投網 豊漁や豊作を祈ります
 5)紙衣 衣装を縫う技の上達を願います
 6)巾着 商売繁盛を願い貯蓄のシンボルとして飾ります
 7)くずかご 七夕飾りに使った紙のきれはしを入れ、清潔と節約の心がけを養います
 そういえば、小さい頃に七夕飾りを子ども会などで作ったとき、「くずかご」に折り紙のきれはしを入れた遠い記憶があります。こうして見ると、七夕の7つ飾りって、とても意味深いですね。
 来月は、環境をメインテーマに洞爺湖サミットが開催されるようですが、身近な七夕飾りにも、エコの心意気が込められていることに気が付きました。みなさまも、七夕飾り作ってみてはいかがでしょう?

June 26, 2008

仕事着のお洒落

 梅雨の晴れ間のような本日午後は、市内某所にて接客研修でした。研修時は、基本、ジャケット着用ですね。しかも、黒、ネイビー、またはうす水色などが多いです。色選びは、ビジネス仕様の基本。適度な緊張感と爽やかさ、てきぱきした感じを表現するものを中心にコーディネートです。黒のジャケットの場合は重苦しくならないよう、インナーを工夫します。この時期だと半袖かフレンチスリーブのカットソー、シャツ、ブラウスなど。暑くなってジャケットをとってもバランスの良いものをチョイス。インナーにカラフルなものを組み合わせた黒スーツはパワースタイルなどといって、政治家の女性などが多用するみたいですね。わたくしにはあまり似合わないので、せいぜい、インナーはオフホワイトか、薄いピンクなどです。
 今シーズンは、白や紺の半袖サマーセーターを組み合わせ、襟元にパールネックレスと小さなスカーフをアクセントにします。顔周りにパールがあると、少し清潔感が出ますので…。ただ、汗ばむ季節にパールを着用したら、あとでしっかり曇りをふき取っておかないと、パールが痛みますので要注意ですね。
 講演会やパネルディスカッションなど一般のかたもいらっしゃる比較的大きめの集まりでは、単純なラインのワンピースも重宝します。わたくしは、黒地に白の水玉ワンピースをよく着用します。そのため似たようなワンピースを3枚ほど準備しています。水玉の大きさと布の質感でドレッシーからカジュアルまでカバー。しっかりした綿に細かな白水玉は、研修にも使えますし、シルクでやや水玉の大きい柄のものは、夕方からの食事にもぴったり。
 だいたいこんな風に準備するのですが、ポイントは、暑苦しく見えないこと。これに尽きるようですね。だんだん年齢が上がってくると、努力がいっぱい必要になりますが、それも楽しみのうち…と捉えています。
 梅雨時には、紫陽花色のドレスなど着てみたいけれど、それは仕事着とは別ですね。
 とりあえずは、明日の研修、何を着用してゆこうか…クローゼットをのぞいて考えなくっちゃ。

June 24, 2008

読書案内2008水無月版

 なんやかやと日中いそがしくってすっかり遅くなっての更新です。地震から10日、まだまだ避難所暮らしのかた、被害の大きかった市の担当者のかたがた、どうぞお身体をお大切に…
 さて、今夜は恒例の読書案内です。お気に召していただくといいのですが。
 1)和ごころ暮らし 平野理恵子著 ちくま文庫780円
 2)家族の昭和 関川夏央著 新潮社 1500円
 3)ゆめはるか 吉屋信子上下 田辺聖子著 朝日新聞社
  各巻1000円
 1)は、カラーイラストが綺麗な絵入りのエッセイです。ちょっと気分がすぐれないときなど、ピッタリ。水彩画が各ページのタイトルにふさわしい清涼感。のんびり気ままに四季を楽しむ…という基調が爽やかです。ためしに夏の候のタイトルをいくつかあげますと、「夏の夕暮れ下駄で散歩にでてみれば」「おはよう、朝顔の笑顔」「夏の白玉、ところてん」などなど。
 和み系です。
 2)は「家族」の変遷からみた昭和の姿、と解説されています。第1部は「戦前」の夜ー向田邦子『父の詫び状』と吉田源三郎『君たちはどう生きるか』を参照しながら展開します。
第2部は女性シングルの昭和戦後ー幸田文『流れる』ほか
第3部は退屈と回想ー鎌田敏夫「金曜日の妻たちへ」ほか
 どんどん姿を変えていく家族の現実を名作に拾いながら論じたものです。
 3)吉屋信子は「花物語」などの著作が有名で少女小説家と誤解される人ですが、「徳川の夫人たち」をはじめ沢山のヒット作をもった閨秀作家。生い立ちから終焉までを丹念に綴っています。女流作家の一代記です。
 以上の3冊は、普段のわたくしの読書傾向とは少し異なりますが、何でも読んでみようと思いピックアップいたしました。
 どうぞご参考になさってください。

June 23, 2008

私の1週間

 今週は今年前半の最終週ですね。2008年もめまぐるしく貧乏ヒマなしで過ごすうちに、もう半分過ぎています。先週土曜日には、卒業後41年経った高校の同期会があり、私も出席いたしました。まだまだお元気な恩師の先生方ともお会いでき、また、気分は女子高生(!)にもどった同期生たちと旧交を温めることができました。みんな、益々元気!わたくしもしっかりしなくっちゃ!
 そんなこんなで、とりあえず先週1週間の暮らしを振り返って、後半がより充実するよう、再点検しようと、1週間のスケジュールをまとめてみました。
 月曜日;午前 研修資料準備、メール相談回答
     午後 書類棚整理、手紙書き、エアロバイク運動
 火曜日;午前 研修
     午後 研修 
 水曜日;午前 新幹線移動
     午後 研究会出席 終了後会議出席 ホテル泊
 木曜日 午前 新幹線移動帰仙
     午後 資料、食料品等購入 エアロバイク運動
 金曜日 午前 他社と打ち合わせ
     午後 研修 
 土曜日 午前 同期会打ち合わせ
     午後 同期会出席、二次会出席
 日曜日 午前 娘と外出
     午後 エアロバイク運動、日曜ディナー準備
 同期のかたで、すでにご退職されたかたも増えてきました。お聞きすると、もう一度大学や大学院に戻ったりして、ご研究を続けていらっしゃるご様子。スケジュールを点検し、研究開発の時間が月曜と水曜のわづかしか取れていないのが、反省点。エアロバイク運動も5割を切ってしまっていますので、これももう少し頑張りましょう…。研修や講演は、週に3日のときと、週に1〜2日の場合が多いですが、これももう少し努力して増やしていきたいところ。ニーズとの兼ね合いですから難しさもありますが。
 2008年は、わたくしにとっては年代的にも区切りの年です。まずは、研究開発の時間を増やすことからリスタートしよう、と思った次第です。 
 
 

June 20, 2008

市民的礼節とCS

 ただ今、日経新聞で連載中(6月20日付=7回目)の「やさしい経済学ー21世紀と文明」デモクラシーのモラルと秩序ー7平等社会の礼節 東京大学准教授 宇野重規氏の内容が面白いです。(先日、「新しい個人主義と自分らしさ」でもご紹介いたしました。)
 礼節(シヴィリティ)はそもそも、18世紀西欧に生れた理念。当時は社交の場で互いに異なった身分の人が出会うと、自分の権利を主張するだけでなく、他者の立場を理解して互いに礼を尽くしあう必要があった。他者の権利に対する敬意を伴う態度やマナーが礼節。18世紀型礼節の背景は、身分制社会の上下関係を抜きには考えられない。
 しかし、21世紀に求められる礼節とは、あくまで、平等な人間関係を前提としたもの。一人ひとりの個人が特別な存在であることを認め、その個性と権利に対する敬意をはらうこと。そしてそれにふさわしい作法を守ること、それが現代の「礼節」。これを市民的礼節と呼びたい。(わたくしの独断で一部要約しました)
 この捉え方は、自己と他者の肯定を背景に、尊重しあい、共感・満足・期待以上をめざすCSの根本と共通です。オンリーワンの個性に対して、敬意を払う態度や作法や言葉遣い。CS接遇がめざすものです。でも、こうした作法・態度の行き違いや、誤解、権利と義務のアンバランスがモンスター・クレイマーを生む背景の一つになってしまっているとしたら、残念です。平等社会が勝ち得たすばらしいモラルとして市民的礼節が浸透するといいのですが…