June 16, 2009

OJTの進化

 6月も半ばをすぎ、この春新任の方々も実力発揮のころかもしれません。OJTもひと段落ではありませんか。
 このOJTという研修・訓練方式は、1950年ごろのアメリカ行動科学理論を導入して始まっています。それまでは、”習うより慣れる”や”コツは先輩から盗む”といった風潮が一般的。導入期から20年ほどは大手企業中心に職場集団啓蒙型のOJTが主流だった模様です。
 1970年ごろからは、「目標による管理」のPDCA管理サイクルが一般化し、仕事に必要なスキルや態度などが中心課題。
 1985年ごろから、成功するリーダー、体験談、ノウハウが中心課題になり問題解決型が花形でした。
 1995年ごろから中心となってきたのは、職場活性化、個人のやる気、コーチング。自立型キャリアが注目され自己啓発が重要視されています。(わたくしも、このころコンサルティング業をはじめました)
 そして、いま、2010年代に向けて求められるものは、組織全体を俯瞰できるちから、環境対応の発想、ソーシャル・ソリューションへのアプローチではないでしょうか。

 昨日とはかわって、梅雨寒の今日。近くの小公園では水色の紫陽花が咲き誇っています。辻井君のラフマニノフ演奏CDでも探しに行こうかな…。