July 31, 2007

読書案内2007年夏

 7月も最終日ですね。とうとう7月中の梅雨明けはなしでした…本日は午後から少し晴れ間もみえましたが、どうもはっきり夏らしい感じがしませんね。
 そろそろ夏休みをとっていらっしゃる方も出ているかもしれないので、読書案内をさせてください。
 1)コンプライアンスの基本がわかる本
  浜辺陽一郎著、PHP研究所刊1500円
  コンプライアンス経営について、情報管理、公私混同、知的財産権保護強化への対応、労使関係などのテーマでまとめられています。保育園、幼稚園、図書館、児童館から社会福祉協議会や大学、病院そのほか、組織経営にコンプライアンスは欠かせません。せっかくのお休みでしょうが、ちょっと目を通しておくと参考になるのでは?
 2)宮城県の歴史散歩
 宮城県高等学校社会科(地理歴史科・公民科)教育研究会歴史部会編 山川出版社刊1200円
 県内を歴史散歩するのは、特別に郷土の歴史に興味関心をもっている少数の人々かしら…などとわたくしの誤解でしょうね。でも、案外、住み慣れた土地のことって知らないままだったりしませんか?この本は、とっても詳しくわかりやすく、嬉しい限りです。さっそく、ちょっとそこまで歴史を尋ねてお散歩に行けますよ!
 3)文壇栄華物語ー中間小説とその時代ー
  大村彦次郎著 筑摩書房刊 2900円
  第18回 新田次郎文学賞受賞
 講談社の文芸誌各誌の編集長を務めた著者のまとめた戦後文壇史です。それぞれの文学者が集合離散しながら同人誌を中心に研鑽を重ね文壇に登場し、世に受け入れられる様を活写しています。豊富に写真も収録され、その点もなかなかおもしろいです。