November 19, 2007
まちづくり活性化の3要素
まちづくりに詳しい日本地域開発センター客員研究員の鳥栖那智夫氏は、不可欠な要素として3点を挙げています。?住宅
?就労の場
?お金を使わずにみなが過ごせる場所
この実現には首長が目指す方向性を示し、強いリーダーシップを発揮することが不可欠としています。
長野県飯田市は都市機能集約の成功例といわれ、2001年に中心市街地を再開発し、市役所の一部機能や住居、商業施設などを備えた複合ビルを建設し、住民中心の第三セクターが管理しています。再開発だけで定住人口は約200人増加。これを呼び水として、民間マンションも立地した、と言います。(本日付日経27面地域総合2、より抜粋)
飯田市は、わたくしもちょうど2001年夏から毎夏4回訪問いたしました。街路樹に林檎の木を取り入れ、清潔な、そしてコンパクトな商店街は、所々に伝統的な構えの商店あり、特産の水引細工のショウウィンドーあり、新しいお店との調和もほどよく、好感度の高い街でした。
また、同紙面にも紹介されている会津若松市の七日町通り「レトロ調」の活性化も、若松市市政100周年記念事業の際に、七日町商店街の人々も含めた市民グループのかたがたに、組織づくりやリーダーシップ、マーケティングの基礎をお伝えいたしました。その後、明治・大正時代の建物や洋館の駅舎を利用して「大正ロマンの街」として再生に成功されています。年間数万人の観光客が来訪するそう。目下は、「歩いて暮らせる街づくり社会実験」を実施。また、試みに朝市を実施し、成功。こういった取り組みが、中心市街地活性化協議会の設置につながり、七日町の試みが市全体へ波及しようとしているそうです。
職住近接や、街なかへの住宅建設などは、行政と民間の連携がもっとも求められますね。
成功例のいくつかに偶然関与することとなったわたくしとしては、鳥栖研究員の3要素のほかに、「地域の歴史と資源をもう一度見直す!」というキィファクターを加えたいと思います。
実際、会津若松市の市政100周年事業の頃、記念行事として山口県との交流はどうか?と提案があったそうです。その提案に対して「そんなことするなら切腹したほうが良い!」と息巻いた人もいらしたとか。歴史は遠い過去ではなく、脈々と息づいているのだ、ということを忘れてはいけないと思ったものです。
以上、本日の日経新聞ネタでした。
おまけ(とっても寒い今夜の夕ご飯)
?うな丼
寒さに負けないよう、鰻を頂きます。(市販の鰻蒲焼利用です)
?里芋の柚子風味煮
里芋の皮をむいたら、フライパンに胡麻油をひきしっかり焼きます。全体に焼き目がついたら、出し、醤油、昆布、落し蓋でことこと。芋が柔らかくなったら柚子の皮を入れて火を止めます。一度さまして、頂く直前にもう一度温めるとお味がしっかりついた煮物になります。
?韮の豆板醤炒め
韮をどっさり炒め、仕上げに豆板醤、白胡麻を。食が進むお味です。
?若布の味噌汁
?蜜柑、加賀棒茶
18:47:09 |
sandm |
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